念仏系の民俗芸能

岩手の念仏系の踊りは、大念仏踊りや剣舞，盆踊りなどがあります。

念仏踊りは、平安時代の空也上人や鎌倉時代の一遍上人が、浄土信仰の流布のために始めた踊りで、念仏や和讃を唱えながら激しく踊って無我の境地になり極楽浄土で生まれ変わることを願ったのです。それぞれの土地で修験者や芸能者の手が加えられながら風流化が進み江戸時代頃に形が整ったと考えられます。念仏踊りには、大念仏踊系と阿修羅踊系があり阿修羅踊系には、面の有無の二種類があります。