東北地方の田植踊は、大まかに座敷田植踊と庭田植踊に分類されます。いずれも小正月の予祝芸能として農作業を順を追って芸能化し、余興芸を含めて風流化した華やかさがあります。しかし近年、集落で維持してきた田植踊が減少し始めています。稲作文化の象徴として継承されてきた庶民文化としての田植踊の灯を絶えないようにしたいものです。